ホテル選びのプロ・にしだ☆としこがおすすめするちょっとリッチな大人旅行 紳士・淑女のホテルの遊び方

旅行で一番悩むのが“ホテル選び”ですよね。用途に合わせたホテルの選び方や、ワンランク上の楽しみ方をホテルの専門家がご紹介します。

 
「ホテル」と「旅館」の違いとは?

温泉旅行に行こうと思っています。風情のある旅館もいいですが、最近は和室のホテルも増えてきているので迷っています。ホテルのほうが何かと利便がよかったりするので…。そもそも「ホテル」と「旅館」は何が違うのでしょうか。選ぶときのポイントがあれば教えてください。

ホテル選びのプロ・にしださんからの回答

ご質問ありがとうございます。ホテルと旅館の違いですね。そもそも同じ「宿」なのに、なぜ「ホテル」と「旅館」という種類があるのか、というところからお話しします。

日本の「宿」業を規定する法律に「旅館業法」というのがあります。この法律の第2条には次のように書いてあります。

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(第2条)この法律で「旅館業」とは、ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業及び下宿営業をいう。

2.この法律で「ホテル営業」とは、洋式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。

3.この法律で「旅館営業」とは、和式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。

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面白いですね。

つまり宿泊業は、日本の法律では「旅館業」と表現され、その旅館業の中にホテル営業と旅館営業があるのです。 さらにホテルの建物は洋式の構造と設備のあるもので、旅館の建物は和式の構造と設備のあるものだ、というようになっています。 もっと分かりやすく説明すれば、ホテルではベッドで寝て、旅館では布団で寝る。

ホテルの客室はカーペットで靴のまま歩き、旅館の客室は畳で靴を脱ぎます。欧米の生活様式がホテルで、日本の生活様式が旅館、ということになります。 もっと面白いことに、ホテルのスタッフは男性が中心で、旅館のスタッフは女性が中心です。 ホテルのロビーはパブリック空間でスリッパや浴衣のままでは歩けませんが、旅館では建物内は浴衣でご自由にどうぞ、と言うのが基本です。

またホテルの客室は完全なプライベート空間で、ホテルのスタッフといえどもゲストからの許可がない限り入室はしませんが、 旅館では仲居さんが客室に料理を運んだり、布団を敷いたりと、結構出入りします。欧米と日本の文化習慣の違いが、そのまま反映されていますね。

このように、同じ宿でも全く異なる文化であるので、楽しみ方も当然違ってきます。 例えばホテルを選ぶ人は「非日常を楽しみたい」と表現する人が多く、旅館を選ぶ人は「ゆっくりと寛ぎたい」と表現したりします。

さて、あなたはどっちを選びますか?

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プロフィール

にしだ☆としこ

コミュニケーションコーチ/ホテリスト。兵庫県尼崎市生まれ。大阪体育大学卒業後、1985年の開業以来、都ホテル大阪(現在ウエスティン都ホテル大阪)に約16年勤めたのち退職。現在は鈴鹿国際大学で観光学科の講師を務めるほか、コミュニケーションのコーチングで企業研修などを行っている。 2000年より発行しているメールマガジン「ホテルの遊び方」は、現役のホテル業界人を始め8000人以上の読者を持つ。(ホームページ

ホテルの遊び方
■ホテルの遊び方■ホテルは楽しく正しく遊ぶところです。ホテルの疑問、質問、裏事情、メールマガジンでホテルはあなたの身近になります。著者:にしだ☆としこ(西田淑子)コミュニケーションコーチ/ホテリスト
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