ケロケロッとは鳴かないよ

[奈良県]蛙飛び行事

【開催日】2007年7月7日(土)

紙すきの里

右に見えますのは~、紙すきの里でございま~す。

7月7日に、ここ奈良県は吉野町(よしのちょう)で、「蛙飛び行事」がおこなわれます。

蛙飛びは、蛙にされた男が高僧の力で人間に戻った、という話を再現するお祭り。当日は、地元の若者が蛙を乗せたおみこしを担ぎ、町中を練り歩きます。

再現されるストーリーはというと…、昔むかし、ひとりのへそ曲がりの男がおったぁ。そやつが修験道(しゅげんどう)の行者である山伏の法力をバカにしていたところ、飛んできた大ワシに捕らえられ、断崖絶壁の岩の上に置き去りにされてしまったそうな。困った男が通りすがりの山伏に泣きつくと、山伏は男を蛙に変えて降ろしてくれた。ところがどっこい、今度は男は人間の姿に戻ることができない。そこで吉野山の高僧が、蔵王権現(ざおうごんげん)の前に座らせて経文をとなえ、人間に戻してくれたんだとさ。めでたしめでたし。ハイッ!この伝説にもとづいておこなわれているのが「蛙飛び行事」というわけ。一見、おみこしに乗せられてゴキゲンな蛙ですが、実は罰当たりな奴っちゅーわけです。

え?ワシもへそ曲がりやから蛙に変えられるかもなぁって?お父さん、蛙の唐揚げにして食べてあげますよ。ポン酢がいいっすね。

それでは、イベントの詳細を見てみましょう。

  • 蛙飛び行事
    おみこしに乗った蛙は子どもたちに大人気だとか。愛想がよく、たまに手を振ってくれることもあるそうです。
  • 蛙飛び行事
    おみこしに乗る蛙は、地元の青年団の方が演じますが、お寺の階段を駆け上がったあとは、こっそりベテランの方と交代します。蛙は再び舞台に現れ、厳粛な雰囲気のなか蛙飛びを披露します。
  • 蛙飛び行事
    蛙役の人は「ケロケロ」と鳴いたりはせず、無言で「蛙飛び行事」をおこないます。お経を唱えてもらった後に、かぶっていたぬいぐるみを取り、ペコリとあいさつ。そうやって人間の姿に戻ったことを表現するんだそうです。

【写真提供】吉野町役場企画観光課

【開催日時】
2007年7月7日(土)
【開催場所】
奈良県吉野郡吉野町吉野山 金峯山寺(きんぷせんじ)
【アクセス】
近鉄吉野線「吉野」駅から吉野山ロープウェイで3分「吉野山」駅下車、徒歩10分
【参加料金】
無料
【問い合わせ】
金峯山寺  TEL:0746-32-8371
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加奈子の耳より情報
ここで突然ですが、乗客のみなさまにお知らせが!わたくし新山加奈子は、今回をもってバスガイドを引退いたします。これまで『イベント道中むくみ脚』にお付き合いいただきありがとうございました!こちらのコーナーに替わりまして、次回からは新コーナー『ちょっとリッチなオトナ旅行 紳士・淑女のホテルの遊び方』がはじまります。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。それでは、ずっと立ちっぱなしでパンパンになったむくみ脚を癒しに、フットマッサージへ行ってきま~す。